コードギアスのルルーシュとスザクにひたすら愛を捧げているテキストブログ
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少女騎士シリーズと銘打っておきます。ルルスザ♀。 女の子なスザクが苦手な方はご注意下さい。 女の子な騎士スザクが書きたかったというのがひとつ。 で、もうひとつ女の子なスザクを書くなら男装が書いてみたいというのがありまして・・・。 元々はふたつのネタだったんですが、なんかふたつに分けて書くほどのものじゃないなぁ、と思い直しひとつにしました。 前の2作品に比べて、何も考えずにただ自分の萌えをぶっこんで作った作品。 バカップルなルルスザっぽく見えて、実は少しシリアスで、でもやっぱりバカップルなふたりの話です。 詳しい設定・・・というより何を書きたいのかということは、後々倉庫にupしておきます! 今回は、高校卒業後の皇子騎士で。 「ルルーシュっ!!」 後ろで軽く束ねた亜麻色の髪を振り乱して、ルルーシュの唯一の騎士は壊さんばかりの勢いで扉を開けた。普段、何かと公私混同を避けるスザクとは思えない行動にルルーシュは一瞬だけきょとんとし、だが、その手に握られているものを見て納得する。 「これは何!? 一体どういうこと!?」 両手で広げられたそれは、ルルーシュがスザクのために新調した騎士服だ。現在スザクが着ている騎士服と、細やかな装飾の違いはあれど、基本のデザインは同じものだ。ただ、明らかに違う点が一点。その服は、緩やかな曲線を描く体のラインを意識して作られた、一言で表してしまえば女物だったのだ。スザクが現在身につけているのはすとんとしたシャープなラインの男物。若干余裕を持って作られているのは、着ている人物の――つまりはスザクの、体のラインを隠すためだ。 「何って、お前の新しい騎士服だろう?」 肩を怒らせて柳眉を逆立てる恋人に、ルルーシュはわかっていながらもしれっとして言葉を返した。案の定、スザクは「そうじゃなくてっ!」と地団駄を踏むように言い募る。男装の麗人、と表現するにはいささか童顔すぎる愛らしい顔に苛立ちを刻み、ルルーシュの執務机の上に服を投げた。 「こんなの着れるわけないだろ!」 「何故だ?」 「何故って・・・・・・」 「明日は俺の成人の儀だ。加えて、お前の正式な騎士任命式がある」 「そうだね。大事なルルーシュのお披露目式だ。だから、服を新しくしようって言った君の意見にも頷いた」 「ならなんの問題もないだろう?」 「だけど女性用だなんて聞いてない!」 ばんっ、とスザクは激情のままにルルーシュの執務机を叩いた。内心、机が壊れるのではないかと危惧したルルーシュだったが、さすがはブリタニア製。そこらの机とは強度が違う。・・・みし、といういやな音を聞いた気もしたが、気の所為だということにしておく。 「お前は女だ。女物を用意して何が悪い」 「僕は・・・っ」 「前から決めていたんだ」 反論しようとするスザクを押し留め、ルルーシュはスザクを見上げた。ずっと、男として生きてきたスザク。だけど彼女は紛れもなく女で、そして、ルルーシュにとって掛け替えのない人だ。不機嫌を鏡で写し取ったかのような翡翠の瞳を愛しげに見つめ、ルルーシュはふっと口許を和ませた。 「お前を、女として俺の騎士だと皆に知らしめたい。好きな女を自分のものだと見せびらかして何が悪い?」 その言葉に、スザクの顔が一瞬で赤く染まった。ぱくぱくと口を開閉させ、それから諦めたように深々と溜め息。頬に赤みを残したまま、少しだけ困ったように彼女は微笑み、「ルルーシュはずるい」と小さな声で言った。 「そんなこと言われたら、もう文句も言えないじゃないか」 「それも計算の内だ」 してやったり、と微笑し、ルルーシュは執務机につかれたままだったスザクの手を優しく取る。彼女は促されるように上体を折り、座ったままのルルーシュにそっと顔を近付けた。スザクの滑らかな頬を指先で辿り、唇を寄せ――重なる瞬間、吐息のような囁きが、ルルーシュの鼓膜を小さく擽った。 「僕も、君が好きだよ。ルルーシュ」 ―――――― というわけで、このスザクさんはお披露目のときにいきなり女の子の格好で登場します。 ルルーシュとナナリー以外はその事実を誰も知らなかったので会場は大混乱。 ・・・そんなシーンも今度書きたいなぁ(笑) PR この記事にコメントする
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