パロってみた

プリンセスと魔法のキス鑑賞記念。

すっごい久々なパロです。
観に行ったらうっかり書きたくなりました。

・・・本来なら10000HITのリクエストを書くべきなのでしょうが、今でさえ危ういのにこれ以上時間を置くと更に記憶が薄れてしまうので、先に書かせて頂きました（ぺこり）


他にも色々観てはいます。
ワンピースとか、フェイトとか、消失とか・・・書こうかなーとか思ったんですが、どのシーンを書こうか悩んでしまって結局書かなかったというオチ（笑）
「読みたい！」という声があったら書くこともやぶさかではないです。

あ、ゴールデンスランバーも観に行ったよ。
ケロロも観たし、ちょっと前でいいならマクロスも観ました。
・・・やめよう。これ以上は映画談義になる・・・（月に2本ぐらいのペースで映画を観ている人）


さて、配役ですが・・・スザルルにするしかないですよね、この話（笑）
ルルスザに変換・・・うーん、やろうとすればできなくもないですが、かなり無茶があると思う・・・。
だって、目標を定めて、しっかりせっせとやりくりするのはどちらかというとルルーシュのイメージだし、経験ばっかり豊富で、だけど本当の愛とか知らずに育ちそうなのはスザクのほうだと思うし・・・ほら、やっぱりスザルル！（笑）

そんなわけで、配役です。

ナヴィーン：スザク
ティアナ：ルルーシュ
シャーロット：シャーリー（名前だけ）

シャーロットはミレイと悩みましたが、まぁ、恋する乙女的な感じでシャーリーに（笑）

毎度のことながら、私の記憶は曖昧で役に立ちませんが、一応映画のワンシーンなので、ネタバレ注意！

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君の夢を叶えたいんだ、と彼は言った。


「大丈夫。君の夢は、僕がどんなことをしたって叶えるから」


安心させるようにルルーシュの肩を撫で、無一文の王子はそう言って微笑んだ。人間であるスザクの顔を、ルルーシュはしっかりと見たことがない。シャーリーと踊っているときは彼に興味がなかったし、さきほどの結婚式のときなんて、胸が痛くて見ていられなかった。・・・でも、蛙の姿でだって、わかることはある。


（そんな寂しそうな瞳で笑うな、馬鹿・・・！）


蛙の姿になってから、ずっと一緒にいたのだ。本当に楽しそうに笑うときの顔も、何もできないと弱気になっているときの顔も全部近くで見てきたのだ。今更、そんな作り笑いが本気で通用すると思っているのか。

確かに、スザクに夢を語ったのはルルーシュだ。彼を利用して、夢を叶えようと考えたときだってあった。今にして思えば、プロポーズしようとしてくれていた彼を留まらせてしまったのは夢を語ったルルーシュ自身だったのだろう。「夢を語る君の姿が好きなんだ」と言ってくれたあのとき、きっとスザクはシャーリーと結婚してルルーシュに夢を叶えることを決めたのだ。――けど。


（そんなの・・・俺がいやに決まってるだろう！）

「俺の夢は、お前がいないと叶わないんだ・・・っ」
「え・・・？」


シャーリーのもとへと歩いて・・・否、跳んでいこうとしていたスザクが、その言葉に振り返る。不安と期待を混ぜ合わせたかのような表情を浮かべた蛙を真っ直ぐと見つめ返し、ルルーシュは言った。


「お前を・・・愛してるんだ」


夢を追うことに必死で、いつの間にかルルーシュが忘れてしまっていた大切なもの。そんな暇はないと切り捨ててしまっていた掛け替えのないもの。それを思い出させてくれたのも、再び与えてくれたのも、全部スザクだった。彼がいなければ、念願だった店を持てたとしても、ルルーシュの心はきっと空っぽになってしまうから。


「・・・蛙の姿だけど、いいの？」


泣きそうな顔でそう言いながら、恐る恐るルルーシュの頬へと手を伸ばす彼を、心から愛しいと思った。


――――――
シャーリーも出してあげたかったんですが、収集が付かなくなりそうだったのでここで切りますー。
このスザクはなんだか今後ルルーシュの尻の下に敷かれそうですね（笑）