コードギアスのルルーシュとスザクにひたすら愛を捧げているテキストブログ
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10000HIT記念。 「わたぼくで、スザクがひたすらルルーシュ可愛いとか思ってたらいい。ちょう甘々がいいです!(琥珀様)」より。 10000HIT記念最後のリクエストです。 ネタを3回ぐらい弄くり回しました。 いやぁ・・・難産だった・・・。まさかここまで難産になるとは・・・。 おかげで書き終えるのに1週間も費やしてしまいました(汗) ルルーシュ中学生の・・・多分、付き合い始めたばっかりの頃の話です。 白いベッドの上、御伽噺のお姫様よろしく安らかな眠りの中にいる少女を見下ろし、どうりでノックしても返事がないわけだ、とスザクは小さく苦笑を洩らした。シーツの海に広がる艶やかな黒髪に、それこそ雪のように、と表現したくなる白い肌。元より、母親似で将来が楽しみになるような容姿をしていた彼女は、月日を重ねるごとに美しく成長していっている。一日一日、どんどん大人の女性へと羽化していくのだ。 (ホント、月日が経つのって早いなぁ) 幼い頃――それこそ彼女がまだ乳飲み子だった頃から知っているスザクからしてみれば、その成長はこの上なく嬉しいが、同時に少し寂しくもあった。「すざくっ!」と、どこか舌足らずな声で自分を呼んでいたスザクのお姫様は、もうスザクだけのお姫様ではいてくれなくなるのだ。 (・・・あ。なんか想像したらすっごく寂しくなってきた・・・) 今はまだいい。今はまだ、ルルーシュはスザクを王子様だと思ってくれている。だけど、それだって近い内にまやかしだと気付いてしまうだろう。――可愛い可愛い、スザクのお姫様。眠っている彼女の顔を覗き込みながら、そっとその頬にかかった黒髪を避けてやる。優しい陽の光に照らされたルルーシュの顔は、起きているときよりも幾分あどけなく見えて、スザクは素直に可愛いな、と思う。 (こういう寝顔は、結構昔のままかも) 他の人から見たら綺麗と形容されるであろうルルーシュの美貌は、スザクにとってはどこまでいっても可愛いままである。幼い頃から見守っている所為か、それとも無意識にそう認識することを恐れているのか。それは定かではないが、ルルーシュを見て「綺麗になったなー」と思うよりも「相変わらず可愛いなー」と思うことのほうが多いのは純然たる事実だ。 さらさらと流れる黒髪を梳き、昔やっていたようにそっと頭を撫で――ふと、違和感。ともすれば気の所為か、で済ましてしまうぐらいの些細な感覚に、スザクは小首を傾げながらじっとルルーシュの寝顔を見つめ続け・・・やがて微笑とも苦笑とも取れない密やかな笑みを洩らした。 (ルルーシュって・・・本当に可愛いことするんだから) 違和感の正体に行き着いたスザクは、頭を撫でていた手をするりと滑らせてその白い頬を撫で、彼女の耳許へとそっと唇を寄せて――。 「狸寝入りするならもっと上手にしなくちゃ駄目だよ、ルルーシュ?」 小さな声で、囁いた。刹那、息を呑む気配と共に紫水晶色の瞳が開かれ、勢いよく体が起こされる。頭突きされないよう、ひょいとそれを避けたスザクは、くすくすと笑みを洩らしながら、見る見るうちに赤くなっていくルルーシュの顔を覗き込んだ。きっ、と睨んでくる紫色の眼差しは、微笑ましくはあっても怖いとは決して思えるものではなく。 「気付いていたならさっさと言えばいいだろうッ!」 悔し紛れに噛み付いてくるお姫様を宥めるように「ごめんね?」と首を傾けながら、やっぱり可愛いなぁ、とスザクはもう何度目になるかわからない感想を抱いて微笑んだ。 ―――――― ・・・甘くなってるといいな・・・(滝汗) このシリーズにしては甘いほうかな、とは思うのですが(笑) ちなみに、ルルーシュは最初から起きていたのではなく途中で起きました。・・・そして、スザクに気付かれました。 頬を撫でられたルルーシュは超テンパってます。そして、それを知った上でそういう行動を取るスザク。 執事スザクはドSだって信じてる!(爆) PR この記事にコメントする
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