コードギアスのルルーシュとスザクにひたすら愛を捧げているテキストブログ
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ルルスザ♀ / オフセット / 28P / 300円
現代パラレルで、高校生ルルーシュと社会人スザクの年の差幼馴染みです。 酔った勢いでキスを迫っちゃったスザクと、迫られちゃったルルーシュがお互いにあわあわしているラブコメのつもり。 ※サンプルのほうは軽くweb用編集してあります。実際のものとは改行等が異なりますのでご注意下さい。 あと・・・凡ミスで「!!」とか「!?」とかの処理を忘れました。 微妙に違和感あるかもですが、許して下さい・・・(滝汗) 「・・・昨日、さ。わたし、かなり酔ってた、よね?」 「うん、すごかった。『ルルーシュはいつまでわたしのことを幼馴染みとしか思ってくれないんだろう』って大泣きしちゃってな~」 「そういうことは思い出さなくていいから!! それよりもそのあとだよ! ほら、ジノとアーニャが言ってたじゃないかっ」 「へ? なにを?」 「だから、その・・・わたしのほうから、迫ってみたらどうか、って」 「んん・・・? あーあー! 言った言った。スザクにキスのひとつでも迫られたら、男なら誰だって絶対に意識するに決まってるだろって・・・え?」 ジノの表情がぴしりと音を立てて固まって、凝視するようにスザクを見る。人懐こい笑顔が引き攣り、しばしの沈黙が休憩室の空気を重くした。 「・・・スザク、その、まさか・・・」 「そのまさか、だよ」 パイプ椅子の背もたれに体重を預けながら、スザクは半ば投げやりにそう答えた。 昨日の夜、ルルーシュの体に跨って、キスしてなどと迫った記憶は確かにスザクの中に存在する。夢かと疑うほどの曖昧な記憶だが、今朝のルルーシュの反応を見る限り、その可能性は限りなく低いだろう。 「そ、それで? 愛しの幼馴染みくんの反応は??」 「・・・てない」 「ん?」 「だからっ、覚えてないんだってば!!」 そう、夢だと疑った一番の理由は、正にそれだった。 確かにスザクには、ルルーシュにキスを迫ったという記憶がある。だが、そのあと拒まれたのか受け入れられたのか、まったく覚えていないのだ。 「元々酔ってたからところどころ記憶が飛んでるんだよ・・・。大体、どうしてジノ達と飲んでたはずなのにルルーシュと一緒に自分の部屋にいたんだろう? 明らかに途中の記憶が飛んでるよね?」 「あ、それは酔っ払って寝ちゃったスザクを見て、ユフィ先輩が迎えに来るようルルーシュに連絡したからだ」 「ユフィ・・・!」 いくらルルーシュが自分の従弟だからって、高校生を夜中に呼び出すなんて大人としてどうなんだ。思わずテーブルに突っ伏しそうになりながら、スザクは揉み解すように自分のこめかみを撫でた。 「まぁ、酔っ払ったスザクをひとりで帰すわけにもいかないからな」 「別に、わたしはひとりでも平気だったよ」 「記憶飛ぶほど酔ってたのに?」 それを言われるとさすがに分が悪い。誤魔化すように視線を彷徨わせるスザクを、ジノはあっさりと見逃してくれた。 「でも、それなら拒絶されたとは限らないじゃないか。一度ちゃんと話してみればいい」 ジノの言葉に、スザクは小さく首を振った。彼の言うことは確かにその通りだが、そう上手くもいかないから困っているのだ。 「わたしもそう思って今朝ルルーシュを待ったんだけど・・・会った瞬間逃げられちゃって」 走り去る後ろ姿が、またもや脳裏に蘇る。苦々しく顔を顰め、スザクは両の手で顔を覆って叫んだ。 「あああ、もうっ! 酔っていたとはいえ、なにキスとか迫ってるのさ、わたし!!」 「・・・なぁ、スザク」 「なにっ!?」 半ば八つ当たりだと気付きながらジノを睨み付けると、彼は少しだけたじろぐ動作を見せてから、それでもぐっと堪えるようにスザクへと顔を寄せて、続けた。 「本当にキスだけだと思うか?」 「へ?」 ・・・キス、だけじゃない・・・? 珍しいぐらい神妙な表情をしたジノの顔を見て、瞬きを三回。それだけの間を置いてから、ようやく彼の言わんとしていることに辿り着いたスザクは、自分の顔に一気に熱が集中するのを感じた。 PR この記事にコメントする
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