コードギアスのルルーシュとスザクにひたすら愛を捧げているテキストブログ
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少女騎士シリーズ。ルルスザ♀。 ハッピーバレンタイン! ルルスザ編です。 高校生時代のバレンタインです。ナナリーが初登場!(笑) 大変、遅くなってしまい、申し訳ないです・・・。 昨日? もう一昨日か?? ブログのメンテナンスで何もできなかったのが痛かった・・・。 あれさえなければきっと昨日ぐらいにはupできてたんだ!!(見苦しい) 「チョコレートを作りませんか、スザクさん」 ミルクティー色のふわふわな髪を揺らしながら、少女は弾むような声音で言った。ルルーシュの最愛の妹にして、スザクの大切な幼馴染みでもあるナナリー・ヴィ・ブリタニア――このアッシュフォード学園においてのナナリー・ランペルージの微笑みは、見ているだけで心癒されるものがある、が。 「・・・冗談だよね、ナナリー?」 「え? どうしてですか?」 このときばかりは顔を引き攣らせたスザクに、ナナリーはきょとんとして首を傾けた。 (どうしてですか、って・・・) そんなのこっちが聞きたい。どうしていきなりチョコレートを作る話になるのか。・・・いや、正確に言えば、チョコレートを作る理由はわかるのだ。ちらり、とカレンダーに目を向け、スザクはうっかり溜め息を吐きそうになって慌てて飲み込んだ。ナナリーは目が見えない分、そういう音に敏感だ。ここでスザクが溜め息など吐こうものなら、この優しい少女はきっと気を揉む。 (2月・・・14日かぁ・・・) バレンタインデー。そう呼ばれる日を明日に控えたこの日、チョコレートを作る理由なんてひとつしかないだろう。今までは、ブリタニアの風習に則っていたから気にする必要はなかった。・・・でも、今年はそうもいかない。生徒会でイレブン風のバレンタインの話が出て、ミレイがそれを面白がってしまったからだ。「今年は日本風にいきましょう!」と宣言されたときは特になにも思わなかったのだが・・・まさか、こんなところに思わぬ伏兵がいたとは。 「・・・や、ほら。僕、男の格好してるし、チョコレートなんて作ったら不自然だよ」 「でも、女の子です」 「・・・・・・騎士、だし、そんな浮ついた行事はちょっと、ねぇ?」 「その前にお兄様の恋人ですよね」 「・・・・・・・・・あの、ね。この際だから白状するけど・・・僕、ホント料理下手で・・・」 「私も一緒に作りますから大丈夫です!」 ――完敗である。 スザクの手を握り、「一緒に頑張りましょうね!」とはしゃぐ少女の姿を見て、誰がノーと言えようか。かくして枢木スザクは、自分の料理の腕に多大なる不安を抱えたまま、生まれて初めてバレンタインの本命チョコと呼ばれるものを作ることとなったのだが。 (駄目だ・・・何度シュミレーションしてみても上手くいく気がしない・・・) どんなチョコレートしましょうか、と心躍らせているナナリーには口が裂けても言えないが、これならランスロットに乗って戦場を駆けているほうが何百倍も気が楽だと心底思う。今すぐどこかの国で反乱でも起こってくれないだろうか、と半ば本気で願ってしまったスザクの胸中を量ってくれる人物は残念ながら存在せず、車椅子の少女に手を引かれながら、こっそりと密やかに溜め息を洩らした。 ―――――― スザクの手作りチョコの結果はホワイトデーで明らかになります(ぇ?) ・・・いや、そういうのもいいかなって思って(笑) 最初は書こうかなって思っていたのに、思いがけず長くなっちゃって書ける気がしなくなったとかそんな理由じゃないですから!(説得力皆無) ルルーシュ、せっかくのバレンタイン話なのに出番なくてごめんね! PR この記事にコメントする
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