コードギアスのルルーシュとスザクにひたすら愛を捧げているテキストブログ
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
Thanks for:選択式御題
神殺しシリーズ。ルルスザ。 書こうかどうしようか散々悩んだけど、時間的に余裕があるなら書こうと思い直して書いてみたクリスマス(笑) お正月にスザルルを書く予定です。さすがに2作はきついので(苦笑) ルルーシュ出てません。C.C.とスザクの会話。 ちなみに今回の話は高校二年生のときです。 高一のクリスマスは、ちょうど密月ですからね、このカップル。 きっとふたりきりで熱い夜を過ごしたに決まってる!(なら何故そっちを書かない) 「・・・お前達、ひょっとして上手くいってないのか?」 「クリスマスに随分なことを言うね、C.C.」 むっとしたように眉を寄せた子供には目もくれず、C.C.はその手許――明らかに少女向けのファンシーな包装紙に包まれたプレゼントを見つめる。いくら天然なスザクでも、恋人の、しかも健全な男子高校生へのプレゼントにその包装は選ばないだろう。・・・とすれば。 「あの男・・・前々からそうじゃないかとは思っていたが、やはりそういう趣味が・・・」 「違うから! これはナナリーへのプレゼントだから!」 「お前、兄から妹に乗り換えたのか」 「それも違う! っていうか、C.C.! 君、絶対わかってて言ってるでしょ!」 「まぁ、冗談はさておき」 スザクがルルーシュ以外を選ぶはずがないのはわかっているし、今日はその彼の家でパーティーだとも聞いていた。ならば、そのプレゼントがこの幼馴染みカップルが目に入れても痛くないほどに可愛がっている妹へのものだろう、というのは簡単に想像できる。だが、それでも腑に落ちないこともあるのだ。 「それで、肝心の恋人へのプレゼントはどうした?」 「え・・・それは、その・・・」 C.C.はその疑問を正直に口にして――すぐさまそれを後悔させられることになった。もごもごと言葉を濁しながら頬を紅潮させるスザクの姿を見れば、いやでも察しはついてしまう。これが世に言うバカップルというやつか、とうんざりと肩を竦め、「ご盛んなようで結構なことだな」と吐き捨ててやった。もちろん、スザクがバレンタインに悩んでいたとき、自分が与えた助言のことなどは堂々と棚に上げるC.C.である。 「う、うるさいなぁ! そ、それにほら、よく言うじゃない。恋人がサンタクロースって!」 「・・・・・・・・・」 「・・・あの、ごめん。せめてなにかコメントして・・・」 居た堪れないように顔を逸らして、スザクは消え入りそうな声で言った。それを見てC.C.は大袈裟すぎるぐらい盛大に溜め息を吐き、小馬鹿にしたように皮肉げに唇の端を吊り上げる。 「神社の一人息子が、クリスマスにえらいはしゃぎようだな」 「それはそうだけど・・・まぁ、そもそもウチで祀ってる神様自体が異国生まれだし」 「ふむ・・・」 それもそうか、と祀られている本人は小さく頷いて納得する。もともと、C.C.は海を渡ってこの国へとやってきた。その存在はどちらかといえば物の怪の類に近く、C.C.は今でも己を神と称してもいいのかわからずにいる。――それでも、と。プレゼントを詰めた袋を持って立ち上がったスザクを見つめ、C.C.は思う。 「・・・スザク」 「ん? なに」 「メリークリスマス。・・・楽しんでこい」 人の願いに僅かな力を貸すことしかできないC.C.は、それでもいつだって祈っている。そして、その優しい気持ちでこの子供を見守っている間は、自分も神の末席に名を連ねていていいのだろう。 「・・・ん。C.C.も。メリークリスマス」 (お前に、幸いあれ) ただ、それだけをいつも祈っている。 ―――――― あれ? これってCスザ・・・?(滝汗) いやいやいや! あくまでもC.C.の感情は母性です! 守護神C.C.はスザクのお母さん!(笑) 恋人がサンタクロースって、名曲ですよね♪ あの歌の「ある日遠い街へと~」のくだりを聞いたとき、「え、駆け落ち!?」と胸を高鳴らせた記憶があります(笑) ちょっと遅くなりましたが・・・メリークリスマス! PR この記事にコメントする
|
カレンダー
カウンター
最新記事
(10/09)
(10/08)
(07/19)
(07/19)
(06/23)
(04/04)
(03/09)
(03/09)
(02/26)
(02/21)
ブログ内検索
最新TB
プロフィール
HN:
朝倉斐滝
性別:
女性
|