コードギアスのルルーシュとスザクにひたすら愛を捧げているテキストブログ
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輪廻シリーズ。スザルル。 ハッピーハロウィン。スザルル編。 というよりはスザルルロロナナでほのぼのです・・・。 時間軸的には「現世レプリカ」のちょっと前ぐらいで考えてます。 幼少は書いてて楽しいんですが、カップリング要素はほぼ皆無なので寂しいです・・・。 っていうか、読んで下さっている方たちもつまらないんじゃ・・・と思っちゃうんですよね(苦笑) せーのっ、と声を合わせて、ルルーシュの可愛い双子の弟妹は元気な声で言った。 「「とりっくおあとりーと!」」 発音もなにもなっていないそれがまた可愛らしい、と兄バカ全開な感想を持ってそれを見ていたルルーシュが、まさかお菓子の準備を忘れるわけがない。お小遣いで買ったハロウィン仕様のお菓子をふたりへと手渡せば、双子はルルーシュの予想通り飛び上がって喜んでくれた。準備した甲斐があった、と満足しながらそれを見つめていると、ふとロロがなにやら思いついた様子でルルーシュを見上げて、言った。 「ねぇ、にいさん。どうして、いたずらかおかしのどちらかだけなの?」 「・・・は?」 「まぁ、ロロ。ロロはおにいさまにいたずらしたいんですか?」 「そうじゃないけど・・・りょうほうできたらもっと楽しいのにって思わない?」 「りょうほう・・・」 子供というのは大概において欲張りだ。両方、という魅力に、ナナリーも目をきらきらとさせてルルーシュを見上げてきた。期待に満ちた双子達の瞳は非常に正直だ。・・・そして、そういう眼差しに、自分がとてつもなく弱いのだということは自覚済み。とはいえ、そもそも『Trick or treat』とは意訳すれば『お菓子をくれなきゃ悪戯するぞ』ということで、悪戯というのはお菓子を持っていない人へのバツゲームみたいなものだ。宗教的な観点から言ったら、ハロウィンというイベント自体の意味合いが変わってきてしまうし・・・。 ぐるぐると頭の中で知識を巡らせ、ルルーシュはいかにして期待で胸を膨らませている双子達を満足させるかを考えた。考えに考え抜いた先――ふと頭に浮かんだのは、「あとでお菓子持ってルルーシュの家に行くね」と笑った幼馴染みの顔で。・・・ルルーシュは、自分の顔があくどく歪むのを自覚した。だが、そんな表情を双子達の前に晒すわけにはいかない。表面上は朗らかに笑いながら、ルルーシュはきらきらと輝く双子の瞳を見返して、答えた。 「そうだな・・・じゃあ、ふたりには特別に魔法の言葉を教えてあげようか」 「まほうのことばーっ! にいさんっ、早くおしえてーっ」 「ただし! これはスザクにしか効果がないんだ」 「スザクおにいさまだけ?」 「そうだ。だから、それ以外の人には絶対に使っちゃ駄目だぞ」 そう前置きしてから、ルルーシュは双子へと耳打ちするように顔を寄せて。 「「とりっくあんどとりーと!!」」 「・・・え?」 双子達の口から飛び出した聞き慣れないフレーズに、スザクの顔がぴしりと固まったのを見て、ルルーシュは思わず吹き出しそうになった。 「これでおかしももらえて」 「いたずらもしていいんですよねっ」 「え? え?」 「スザクにいさん、かくごー!」 「かくごですーっ!」 「ちょっ、ルルーシュ! 君だろうっ、ふたりに変なこと教えたの・・・わわわぁあぁッ!?」 ふたりに飛び掛られて慌てふためくスザクの姿を見て、ルルーシュは楽しそうな自分の弟妹にエールを送った。 ―――――― もうお前ら家族でいいじゃん・・・と、スザクに言いたい。 どうでもいいですけど、割とルルーシュひどいですね!(笑) まぁ、いつもはスザクがひどいので、偶にはこんなのもありかな、と。 双子が「Trick and treat」なら、ルルーシュはきっと「Trick or trick」だと思います。 ちなみに個人的意訳では「お菓子をくれても悪戯するぞ!」と「問答無用で悪戯するぞ!」です(笑) こういう言葉遊びは誰もが一度は考えるネタだとも思いますけど、一応意訳ぐらい書いておこうかな、と・・・(蛇足) 遅くなりましたが、これにて2010年のハロウィンは終了です! ・・・あぁ、間近にルルーシュの誕生日が迫っている・・・。 PR この記事にコメントする
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