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コードギアスのルルーシュとスザクにひたすら愛を捧げているテキストブログ


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Thanks for:ユグドラシル

40000HIT記念。
「ルルーシュ(少女騎士)とスザク(Dear days)で少女騎士世界に迷い込んだDear daysスザクとの遭遇話(kiri様)」より。


今回は小説ですが、ものによっては小ネタ(科白オンリー)になりそうですね、この企画・・・(今更)


そして・・・なにより遅くなってすみませんでした(滝汗)
8月って実は年の中で1番か2番目ぐらいに忙しい月でして・・・。
それでももうちょっとなにかできると思っていたのですが、どたばたしていたらこんなにも時間が過ぎてしまいました。
でも無事COMITIAも終わりましたし、9月から心機一転頑張りたいです!
閉鎖とかは全然するつもりありませんので、ご安心下さいね。
むしろ新しいネタとか出てきて困ってるよ!
久々にゴーストハントを読んだら、こういう心霊ものもいいなぁ、とか思い始めてる私がいる。
ナルの位置にスザクを置いて麻衣の位置にルルーシュを置いてスザルルが書きたいです。幼馴染みだったルルーシュとスザクなんだけど、10歳ぐらいのときにスザクがいきなり家を出ちゃって(研究所入り)16歳で再会したときにはなんかもう飛び級して大学卒業してるわ、博士号取ってるわ、挙句の果てに心霊リサーチとかいって事務所を開くわで、「おい、ちゃんと説明しろ!」みたいなの(笑)
まぁ、妄想すればするほどスザクがまた焦れったい子になりそうなのがなんとも言えず恐ろしいのですがね! ウチのスザクってなんで強気で攻められないんだろう・・・っ!(涙)

・・・まぁ、そんな感じで妄想はまったく尽きておりませんので、ご安心を(苦笑)

ついでにいうと、更新できないならせめてまだ発行できてない「零の道程」を・・・っ、と思って執筆してみたんですが、これもまた、なかなか時間が取れず・・・。
7月発行が無理になった時点で8/13発行を目指してたんですけどねぇ・・・自分の誕生日だったんで(笑)
実は前半のほうはそれを目指してた所為で更新できなかったっていうのもあったりします(どうしようもない)

薄荷様、メールのお返事が遅れていてすみません(ぺこり)
今度サイトのほうにてご挨拶させて頂きますので・・・!




その少年は、自らを枢木スザクと名乗った。


(・・・パラレルワールドって、本当にあるんだな・・・)


頭痛を和らげるようにこめかみを揉み解しながら、ルルーシュは落ち着きなさげに周囲を見回す少年の顔をまじまじと見遣った。年は7歳だと言うから、ルルーシュが初めて会ったときよりも3歳幼いということになる。男女の違いはあれど、きっと彼女も7歳のときはこんな感じだったのだろうと思うと和まないわけでもないのだが。


「えーと・・・その、ごめんなさい。僕の所為で・・・」
「いや、お前の所為じゃない。気にするな・・・」


困ったように頭を下げる少年を前にして、ルルーシュは先の騒ぎを思い出して溜め息を吐きたくなった。学園内を彷徨っていた少年スザクを発見したのは、ミレイだった。「スザクに隠し子発覚よー!」などと、嬉々として連れてこられた少年は、確かにスザクと血縁関係があるとしか思えないほどの面影があり、生徒会室はにわかに騒がしくなった。もちろん、皆が本気でスザクに隠し子がいるなどと信じたわけではない――と思いたい――のだが、その少年は、退屈を紛らわすための話のタネにはもってこいの存在だったのだ。スザク本人がまだその場に来ていなかったこともあって、生徒会メンバーの興味はその子供ひとりに集中した。まぁ、結局、ひどく困った様子で恐縮しきっている姿が哀れで、ルルーシュがその子供を引き取ってクラブハウスの自室に連れてきたことで今に繋がるわけなのだが・・・。


「・・・僕、このまま戻れないのかな・・・」


ぽつりと呟くその声が、非常に庇護欲をそそられるというか、とにかくどうしようもないほどになんとかしてやりたくなるのが困るのだ。ルルーシュの理性は正しく係わり合いになるなと告げている。面倒ごとに首を突っ込むな、と。だが、本能に近いところで、自分がスザクという存在を見捨てられないことも知っている。たとえ、この子供が、ルルーシュの愛しい恋人とは違う存在であると理解していても、それでもこの少年は、紛れもない枢木スザクなのだ。だからルルーシュは、俯いてしまった子供の頭をくしゃりと撫でて、微笑んだ。


「大丈夫だ。そう心配しなくとも、俺が必ずお前を元の世界に帰してやる」
「ルルーシュ・・・さん」
「ルルーシュでいい。元の世界でもそう呼んでいたんだろう?」
「うん・・・っ」


そう、こくりと頷きながら、はにかむように笑う子供は、抱き締めたくなるほど可愛らしい。向こうの世界の自分は、相当この子供を可愛がっているに違いない。やっぱり将来的にはスザク似の子供がほしいな、と人生設計に新たな項目を書き加えたルルーシュは、ふと、ぱたぱたと近付いてくる足音を聞き咎めて扉のほうへと目を向けた。聞き馴染んだその足音は恋人のもので間違いはないが、常と比べて随分と慌しい。ひょっとして生徒会メンバーになにか吹き込まれたのかもしれない、と、眉を寄せた――その視線の先で、勢いよく扉は開かれた。


「ルルーシュっ! 君が僕似のカワイコちゃんを部屋に連れ込んだって聞いたんだけどそれってどういうこ、と・・・?」


カワイコちゃんは死語だろう、とか。吹き込んだのは確実に会長だな、とか。疲労感たっぷりの胸中で頭を抱えたくなったルルーシュを余所に、その翡翠色の目を真ん丸くしたスザクは、己そっくりの子供をまじまじと見つめてから、言った。


「・・・・・・僕、いつの間に産んだっけ?」

「そんなわけないだろう」


あはは、だよねぇ、と、誤魔化すように笑う恋人を見てルルーシュは思いっきり脱力し、その目の前で、7歳の子供はどこからどう見ても男子高校生にしか見えない男装姿のスザクを不思議そうに見つめながら「産む・・・?」と首を傾げていた。


――――――
よもやパラレルワールドの自分が女の子になっているとは思いもしない子供スザクです(笑)

ちなみに、「僕、いつの間に産んだっけ?」には微妙な元ネタがありまして・・・。
私が小学生の頃、家の電話に出たとき、母の上司の声と父の声を間違えまして「パパ? 今、ママに替わるね!」と言って取り次いだことがありました。
そのときの母の上司の反応が「俺の子だったっけ?」というとっても天然な切り替えしだったそうで、母とふたりで爆笑致しました。
・・・そんなところから来ている小ネタです(笑)

kiri様、リクエストありがとうございました^^

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