コードギアスのルルーシュとスザクにひたすら愛を捧げているテキストブログ
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 のだめカンタービレ最終楽章・後編鑑賞記念。 初めてふたりで弾いた曲。再びふたりで弾いているその曲の、最後の一音までしっかりと弾き終えて、ルルーシュはゆっくりとピアノから指を離した。 (――終わった) それとも、ここからまた始まるのだろうか。自分の思考に疑問を投げかけながら、その答えが、自分の中にはないこともルルーシュは知っていた。だって、それを決めるのはスザクだから。今、もう一台のピアノの前で、話すどころか微動だにもしない彼女だけが、その選択権を持っている。ルルーシュはただ、それを諦め切れなかっただけで。 「・・・まったく、なにが昔とは違う、だ。奇跡的に俺が合わせてやったものの、後半の大暴走は相変わらずだな」 何も言わない彼女の反応が怖くて、立ち上がった。気ままに気まぐれに、歌うように――昔抱いた印象が、失われることなくここにある。その事実にすごく安心して、それと同時にすごく泣きたくもなった。ルルーシュを惹きつけてやまない彼女の音は、今も変わらずここにあるのだ。 (俺は、向き合ったぞ) 最初に、この関係から逃げたのはきっとルルーシュのほうだった。部屋を変えて、プロポーズさえも冗談にして、それでも変わらないだなんて、どうして思えていたのだろう。その結果がこれならば、向き合う覚悟を決めなくてはいけないのもルルーシュのほうだ。いつだって、終わりを求める彼女を、引き止めるのは自分の役目でなければならない。ぐっと拳を握り締めて、ルルーシュは全神経を背後へと向けた。 「ルルーシュの背中・・・」 ぽつりと零された言葉に、思わず体が跳ねて。 「飛びつきたくて、どきどきする」 「え・・・?」 既視感を覚える言葉に振り返ると、同じようにこちらへと体を向けていたスザクが、ふんわりと笑って、言った。 「これって、フォーリンラブかな?」 それを聞いて、あぁ、またここから始まっていくんだなと思ったら、本当にどうしようもないぐらいに泣きたくなって。抱き付いてきたスザクの体を受け止めながら、誤魔化すように背中に回した腕の力を強めた。 ―――――― どうでもいい話ですが、スザクは割りと電波っ子にしやすいと思います。 荒川をアニメで見たとき、ニノをスザクにしてパロってみたいと思いましたもん!(笑) PR この記事にコメントする
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